PFRC ポリプロピレン繊維補強コンクリート
バルチップは、セメントコンクリート用ポリオレフィン系補強繊維です。その性能は曲げタフネスの向上、剥離・剥落防止を目的としています。延伸加工・エンボス加工によりコンクリートへの接着性が増し、その補強コンクリートは高い曲げタフネスを生み出します。
ポリプロピレン(バルチップ)繊維補強コンクリートの特徴
- 耐薬品性に優れ、ポリプロピレン繊維の為、錆びる事が無い
- 繊維が柔らかいので柔軟性に優れ作業性にも影響がない
- 1㎡あたり約90Kg程度の軽量効果があります。
- ひび割れ発生直後に、バルチップJKがひび割れ面を架橋するため、コンクリートの剥落を防止することが可能です。
また圧縮強度・曲げ強度は、ベースコンクリートと同等です。
ポリプロピレン(バルチップ)繊維補強コンクリートの用途
各種用途により、バルチップJK・バルチップMK・バルチップPW.Jr・バルリンクの商品がございます。
- 橋梁 上・下部コンクリート
- トンネル覆工コンクリート
- 法面吹付け
- 各種構造物の頂版コンクリート
- プレキャストセグメントなど その他工場製品
- ボックスカルバート、擁壁
- 砂防堰堤
- ◎建築用途 (土間床など) *鉄筋・溶接金網と併用して使用
当社曲げ試験比較
使用材料
・グラウト材 PRE U-Lox
・ポリプロピレン繊維 バルチップMK 30mm (土木用)
・ポリプロピレン繊維 バルチップJK 48mm (橋梁用)
・スチール繊維 スーパークラックレス 30mm
② 試験条件
・使用モルタル PRE U-Lox or グラウトミックス
・試験規格 JIS A 1106
・供試体の形状及び寸法 100×100×400mm
・試験速度 0.06N/mm2/s
・室内温度 23℃
・養生条件 23℃×7日 水中養生
・使用機器 オートグラフAG-X 100 kN(㈱島津製作所)
③ 試験耐力値