土木現場、特にシールド工事・基礎工事・掘削工事などから大量に発生する泥状土は、含水率が高く流動性があるため土砂運搬時において取り扱いが困難であり、従来より使用されている無機系固化材の活用においては現場での非作業性・非環境面などの諸問題があげられます。
TGロック-Lはこれら諸問題を考慮した液体高分子系固化材であり、少量添加のうえ短時間による改良を可能とし、改良後土砂のPHに影響を与えないため環境循環型の泥土固化処理をすることができます。
また液体製品であるため液体材料添加装置を用いた定量添加が可能です。
TGロック-L 特徴
●高い安全性
TGロック-Lは土砂PHに影響を与えないため改質後の公害発生はありません。
●作業性の向上
粉末製品と比べ液体ですので粉塵が一切たたないので、作業環境に優れています。
また、液体材料添加装置を用いた機械管理により、作業の簡易化ができます。
●短時間で改質可能
TGロック-Lは無機系固化材と比べ改質時間が短いため、仮置きスペースの必要性がなく処分場まで直送できる都市土木型固化剤です。
●低添加量で改質可能
TGロック-Lは少量添加で改質可能なため、従来の無機系固化材のような粉塵発生・製品サイロ・体積増加の諸問題の心配がいりません。
●改質後の安定性
TGロック-Lで改質した泥土は、製品効果である接着能力により強固に団粒化されているため、雨水や運搬の振動などの影響で泥状化することはありません。
●改質後土砂の乾燥性
TGロック-Lで改質した泥土は、表面積が増大するために改質前の泥状土と比較して乾燥が早くなります。
高含水土砂が流動性をなくしていく様子をご覧いただけますが、その他バックホーのグラブにもご注目ください。
薬剤添加当初はグラブへ土砂の付着が多く目につきますが、攪拌が進むにつれて付着がなくなります。このことによってバックホーオペレーターの作業性向上と、土砂運搬の際の運搬効率アップにつながります。
液体材料添加装置概略図
TGロック-L 取扱説明
TGロック-Lを泥土に添加して、混合攪拌してください。攪拌が不十分な場合は改質効果が低下しますので、よく混合攪拌してください。
泥土の含水比、土質等により差はありますが、改質用の混合攪拌設備を活用すると約30秒前後にて改質することができます。
TGロック-L 性状規格
外観 | 淡黄色液体 |
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pH | 7.0~9.0 |
比重 | 1.0~1.1 |
荷姿 | 18kg缶・1m3コンテナ・ローリー車搬入 |